星屑の残滓

日記とか買ったガンとかプレイしたゲームのレビューとかを適当に書いてます。

片倉小十郎影綱

暦本第四段は、、この男です。皆さんはアクションゲーム「戦国バサラシリーズ」でご存じかも知れませんね。このシリーズだと族の副長みたく見えますが、、歴とした武将です。まあ立ち位置は大体合ってますが、、ね。元々は神職の次男坊で藤次郎(仙台初代藩主で碧眼である皆さんが知っている方の政宗。実は伊達九代目当主も政宗という名なので、混同を避ける為にこちらで統一します)の父「輝宗」に見出された経緯を持ちます。輝宗としてはこの男の多芸さ(独学で笛を嗜んでおり、時折輝宗に聴かせている)を見込んで取り立てた訳ですが、周りは神職の次男坊という事もあり風当たりは良く有りませんでした。さて、、この男を語ると外せないのが歳の離れた姉「喜多」。小太刀の扱いも卓越し、、藤次郎の嫁に師事する無敵の姉。この男が藤次郎の守役(次代当主となる子供に専属で付く後見人のようなもの。次代を担う人物として相応しくさせるべく、その子ヘの教育補佐護衛を兼ねる)になったのもこの姉のお陰でした。何かあれば母や妻よりも真っ先にこの姉ヘ知らせに行くという、、筋金入の姉コンで、姉もまた天塩に掛けて育てた可愛い弟として面倒を見ていました。まあ姉の場合は離縁された母娘という過去があり、見返してやりたかったという内心もありましたが。因みに現在の仙台は白石市の市旗はここの城主であった片倉家の軍旗であり、そのデザインはこの姉の手に寄るものでした。後年、一国一城の制度になったものの、、伊達家は徳川と姻戚関係つまり親藩であった事、全国的に見ても衰えない国力もあり、、例外の二城(他は尾張のみ二城ある)。藤次郎が如何にこの男を信頼していたのかがお分かりになるかと思います。次に続きます。