星屑の残滓

日記とか買ったガンとかプレイしたゲームのレビューとかを適当に書いてます。

見上げてごらん、夜空の星を

この大空に翼を広げてのメンバーによって製作されたPULLTOPの星座をテーマにした作品です。今回はフル完備(初作~アペンドVol2までが入っているもの)を見つけたので、それを元にレビューです。主人公は天文部員にも関わらず「星を観ない(見てはいるが、望遠鏡を使っての天体観測をしてない、つまり正式な活動をしていない)」事で有名な高校2年生(開始時)。学校に通い、駅前のコンビニモドキ(23時には閉店する。それでもここら辺では凄いらしい)でバイトし、部室に寝泊まりする日々をかれこれ1年半近く続けています。そんな彼に「むつらぼしの会」なる地域学校の天文部員の集いへの誘いが。断る筈が色々あって参加する事になった彼、、その活動を通じて深まる関係を描くものです。さて、、この主人公。結構ヘビィな背景を背負っています。子供の頃に両親は事故死。その後祖父に引き取られ、その祖父の死後は親戚の管理を受けつつ、、かのような生活をしています。彼の望遠鏡はその両親の形見であり、現在も彼の元にあります。とはいえ、、これが彼の星を観ない理由では無く、恐らくメインヒロインだろう「ひかり」との確執が原因となります。、、それは彼が小学生の頃の話。祖父に引き取られてこの小学校に転校し、その後にもう一人のメインヒロイン「沙夜」もこちらに転校。ひかりが主人公の望遠鏡に興味を持った事から当時の担任「見晴」やクラスメイトを巻き込んだ天体観測を行い、、その後三人で観測記録を取っていました。ですがひかりの転校によってこの関係が破綻。その際ひかりが「もう飽きたから」と急によそよそしくなった事で主人公は「ひかりに裏切られた」と思い込み、、これが彼のトラウマになった事ですっかり観測を止めてしまうのでした。実はひかりのこの行動には沙夜が関わっていました。というのも転校して直ぐに沙夜は主人公の一言「まるでアルビレオのようだ」を「怪獣みたいに見られた」と勘違いして泣いてしまうのですが(オレンジと青の瞳に白い長髪と非常に目立つ容姿)、その後に主人公と天体観測を学んだひかりに「アルビレオは双星であり、沙夜のオッドアイはその色にそっくりである」と教えられ観測会で実物を見て以降、、沙夜は主人公を好きになります。しかしながら引っ込み事案な彼女は面と向かって思いを伝える事が出来ずにひかりに相談。既に転校の話があったひかりは彼女の思いを詰めた手紙を預かるもののその時には主人公とは仲違い中(まぁこの仲違いもひかりが沙夜の思いを知りキューピット役を演じたものでした。が、、当時恋愛をいまいち分かっていなかったのでこんな結果に)。とりあえず手紙は受け取ったもののやさぐれた主人公はそれ所では無く、、ひかりは姿を消し、沙夜とも疎遠気味に。続きます。