星屑の残滓

日記とか買ったガンとかプレイしたゲームのレビューとかを適当に書いてます。

続吉原御免状~

そんなこんなで誠一郎は裏柳生の連中、、取り分けその頭目であった義仙との死闘を繰り返して行く事になります。その中で幾つもの出会いと別れをしながらやがて彼は己自身も知らなかった出生の秘密を知ることになります。何と彼の父親は後水尾天皇、、母親はその妾であったとある公家の娘であると。母親は裏柳生の手によって家族諸共に殺されてしまいまい、偶然そこに武蔵が通り掛かった事。その証拠は武蔵の遺した遺言と誠一郎の腰にある「鬼切りの太刀」の二つ。御免状のラストに京都ヘ向かい上皇となった父親と出会った誠一郎は全てを話した上で「己の子である」と認知して貰い、またその正妻「東福門院」の対幕府への強力過ぎる庇護まで受け吉原ヘ戻ります。そして名を「庄司又左エ門(陣右ェ門の父親と同じ名前。とはいえ、、普段は元の誠一郎を引き続き名乗っていた)」として陣右ェ門の孫娘である「おしゃぶ(この名前は傀儡一族に於いては最も強い異能力を持った巫女に受け継がれるという。漢字で御尚婦と書く。陣右ェ門の姉もこの名前であったが、彼女は未来予測の能力があった。誠一郎の嫁になる彼女も透視、読心、未来予測という能力持ち)」を娶り吉原総名主に就任します。これによって吉原は「天子(この場合は後水尾上皇の実子という意味。本来は天皇の一族を示す)の直轄地」という幕府にとって侵す事の出来ない地域になりました。無論幕府はこれを認める事は出来ませんが、、ここに東福門院の庇護がのし掛かります。と云うのも宮中行事に花見の会があるようなのですが、誠一郎は両人に懇願されてこれに出る事になります。そしてその場で上皇自ら集まった人々ヘこの子は己の子であるとバラしてしまうのです。その上東福門院は幕府から駆けつけた人物ヘこう告げました。「以後あのような事は許さぬ」それは秀忠の悪行を知っているという何よりの証拠であり、、幕府はこれによって吉原に手を出せなくなります。しかし、、ここに老中上座の水野という一人の阿呆が現れます。若くして優秀だったこの老中は何を考えたのかこの御免状を幕府政治を活性化する起爆剤になる等という意味不明な妄想に駆られ、義仙に接近します。隠れ里苦界行の隠れ里とは未認可の風営場で、当然ながら違法。しかし幕府は狡い事に吉原にその取締役を振って来ました。結局はこことそれに関わる面々の粛清と逸れ柳生の壊滅、一商家の粛清に水野の発狂にて終わります。良い事は誠一郎に「ふう」という娘が産まれた事かな?天才剣士と傀儡巫女のハイブリッドガールとして成長する筈です。こういった話だとライバルは壮絶に死ぬものですが、、これの義仙さんは坊さんとして高野山に行きます。しかもめっちゃ穏やかな人になっております。これは結構びっくりでしたね。