星屑の残滓

日記とか買ったガンとかプレイしたゲームのレビューとかを適当に書いてます。

一夢庵風流記

これは歴史人物の話になります。漫画好きな人なら分かる「花の慶次」の原作になります。主人公は前田慶次郎利太、、傾奇者として有名だった男です。振る舞いも変わってますが、何故か不利な負け戦に参加する事が多かったようです。とはいえこの男が参加すると状況を派手にひっくり返す事が多く、故にこうして語られている訳ですが。とはいえこの男についての資料はそんなに多く無いと原作者の隆啓一郎も触れています。それでもその資料の中を見ると、この男が起爆剤とも云える凄まじい戦働きをしていたのがまざまざと思い浮かぶとも。・タイトルの一夢庵(いちむあん)は晩年の慶次が自らの屋号としたとされるもので(一夢庵ひょっとこ斎、若しくは竜骨砕不便斎と名乗っていたそうな)、風流は「ふりゅう」と詠むそうです。とにもかくにも己が思うまま(しかも殆ど他人に不快感を与えない処か寧ろ好かれた)生きた、、一人の男の物語。もし、、見つける事が出来たら、読んでみてください。