星屑の残滓

日記とか買ったガンとかプレイしたゲームのレビューとかを適当に書いてます。

豊臣秀長

歴史人物第二段~。名字から分かるかと思われるけど、、秀吉の種違いの弟です。この男も殆ど知られていない人物で、、秀吉が信長の下であれだけ精力的に活動出来た一番の理由がこの男の存在でした。元々は小竹という農民でしたが、この兄に土下座されて「木下 小一郎(これも兄に勝手に決められた)」として渋々働き始めたのが切っ掛け。紆余曲折した結果「大納言」という地位に上り詰めた人でした。穏やかで気配り上手なこの男は「木下組(織田家臣団の一つで秀吉が頭。以後羽柴軍の中核を担う人物が在籍していた)」発足以降実に様々な人に頼りにされ、「正規の願い出は大納言に、内々は利休に」なんてのが豊臣時代を語ると今でも残る位に。そうそう、、秀吉はこの男に約束をしていました。「自身の稼ぎの一割を与える」と。これは木下組が組織されて以降、大納言として大名となるまで(この石高も豊臣時代の一割越え位)実に律儀に守っていたようです。だからこそこの男は「生涯この兄の影となり生きていこう」と決めたのです。簡単に云うと兄は社長兼企画営業、この男は副社長兼運営管理をしていた訳です。その為にこの男が病でこの世を去って以降、、豊臣時代は揺らぎ始めてしまいました。結果は歴史でも述べている通りです。かなりぶ厚い本ですが、見つける事が出来たら、ですね。